5月もいつの間にか終わり
気付けば6月に。
早いですね。
今年ももうすぐ半分に
なると思うと恐ろしいです…。
月が変わるごとに毎回
同じような事を言っている気がしますが…
振り返ってみれば
あっという間で
時間はいつだって
平等に過ぎていく事を
毎回思い知らされます。
そんな時間と共に
季節も確実に進んでいて…
見える景色や、体で感じる自然
色々なものが夏っぽくなってきました。
↑の写真は数日前のものですが、
まさに「雲ひとつ無い青空」
この言葉がピッタリやなぁと
思いながら後ろを振り返れば、
「あ、雲あったわ」
と。
ほんの少しだけ
残念な気持ちになりながら
厩舎に戻りました。
梅雨入りもまだだと言うのに
夏がそこまでやってきているかのような暑さ
厩舎内もじっとりしており、
ついに扇風機が回り始めました。
そんなじっとりした厩舎の中、ひっそり
とある選手権が開催されていました。
その名も
「おヨメさん選手権!」
ざっくり言うと、
どの馬にも付いている『ヨメ』。
全ての馬に付いてはいるものの
大きさや長さは固体により様々。
そのヨメで競うという
すごくしょうもない選手権です。
このしょうもない選手権
ぜひとも最後まで
お付き合いしていただけると…。
端の厩舎から順番に見ていきましょう
これは
ムーンウォーカーのヨメ
割と標準的なヨメです。
これは
ウッドさんのヨメ
削れてしまっているのか
厚みがほとんどありません。
ひとまず2頭のヨメを見ましたが
そもそもヨメとは…?
意外と知らない方も多いと思います
ので、改めて…。
夜目(よめ)
馬の前肢・後肢の内側についている褐色の塊のこと。
左右どちらにもついており、前後左右合わせて4つ。
学名は附蝉(ふぜん)と言い、蝉が木に止まっている姿に
似ているところから出たといわれています。
馬は現在、中指のみで身体を支えていますが
夜目は「退化角質器」と呼ばれ、人で言う
おやゆびが退化した痕跡だという説があります。
他にも、もともと肢の裏についていた肉球の跡だという説も。
とまぁ説明するとこんな感じです。
このように前後左右の肢全てに、
そしてどの馬にも付いている
カサカサした物体の事です。
ということで
夜目とは一体何なのか
何となく分かったところで続きに…
お次は
マグナスのヨメ
!!?
でかい!
ながい!
他の馬とは明らかに違う…
これも同じヨメなのか…?
と思わずにはいられないくらいに
その存在を主張している
マグナスのヨメさん。
これはまちがいなく優勝候補!
さてお次は
金太郎のヨメ
次は
BBのヨメ
こちらは
コスタのヨメ
手前の厩舎に移動して…
これは
アムロのヨメ
次はおとなり
パクパクのヨメ
お次は
ファレルのヨメ
次は
ジョンのヨメ
次はお向かい
カルロスのヨメ
うーん…
他の馬のヨメを見れば見るほど
マグナスの異質さが際立ちます。
次は
おたべのヨメ
おとなりは
ナターシャのヨメ
そのとなりは
あんずのヨメ
おっ!
そこそこ立体的なのでは?
それでもマグナスには
遠く及ばない…
そして最後は
ニコラスのヨメ
これで全頭分のヨメ測定完了です。
3頭目にして大本命が出てしまい
他の馬が霞んでしまいましたが…
こうして改めて見ると
同じヨメといっても個体それぞれで
大きさや長さ、形状などなど
同じと言えるものがひとつも無く…
馬の身体って不思議ですねぇ。
正直全頭分のヨメを
こんなにまじまじと観察したのは
初めてだったのでおもしろい発見となりました。
もちろん優勝は
圧倒的ヨメのマグナス!
おめでとう!
みなさんもお手入れの時など
観察してみて下さいね~
5月20日…
この日は、
前回のブログでお伝えしたとおり
ララミーの退厩日でした。
実は、もう一つ
一大イベントがありました。
今回の主役は…
この馬!
あんず!
5月20日は
あんずちゃんの誕生日でした。
ララミーの退厩日
と
あんずの誕生日
なんで同日なんや??!
と思わず…。
ダブルブッキング…と言うと
ちょっと違いますが
なんだか勿体無いなぁと
思ってしまうのでした。
さぁそんな一大イベントが
2つも待ち受けていた5月20日。
ソワソワした雰囲気の中
バタバタと過ぎていく時間。
その間にもクラブハウスでは
あんずちゃんのために
着々と準備が進められていました。
手作りのりんごとにんじんと青草のケーキ!
毎年、
その素晴らしい出来栄えに
純粋に驚きますが、
今年も大作が出来上がりそうな予感…
当の本人は、何も知らず
いつも通りお昼ごはん中。
そして、ついに!
完成したようです!
近くにいた方にもお披露目。
よく見れば
星型やハート型の
にんじんとりんごまで。
細部までのこだわり…
あんずちゃんへの愛が伝わります。
早速、本日の主役の元へ…
声に反応するあんずちゃん
気付いたようです。
「たんたんたんたんたんじょうび~♪
きょうはあんずちゃんのたんじょうび~♪」
毎年恒例の
ハッピーバースデーソングと共に、
盛大に
と思いきや
意外とひっそりと。
そして
豪快に…
ご、ご、ごごうかいに…
いや、ちょっと
あんずさん…
豪快すぎやしませんか?
こんなご馳走を前にして
我慢できない!!とでも
言っているのでしょうか?
本能の赴くまま
素敵な食べっぷりを披露してくれた
あんずちゃんでした。
誕生日ケーキは
周りの馬にも少しだけおすそ分け
ララミーにも。
その後は
レッスンとお手入れ
充実した誕生日に
あんずも満足したことでしょう。
あんずと言えば
きれいで
やさしい瞳と
このちょっとよれた特徴的な模様
それに
洗い場でよくうたた寝をしています。
洗い場のみならず
馬房でもウトウトしているようですが…。
そんなあんずちゃん
実は
怒るとめちゃくちゃコワイ…
これはごはん前の一幕
ごはん前はどの馬も
ピリピリしているのですが…
おとなりさんのナターシャと
わりと激しめのケンカを始めました
「わたしが先にもらうの!」
「いや、わたしが先よ!」
ケンカせんでも順番に
配るから待っといてや…
なんて言葉も届かず…。
ついには部屋の壁を乗り越えて…
ナターシャも諦めたのか引き下がります
あんずさん、つよい…
あんずちゃんにもこんな一面があるのでした。
とは言え、普段は
ちゃんと女の子らしい雰囲気ですので
誤解しないで下さいね~。笑
5月20日…
この日は、朝から
ソワソワとした雰囲気。
外を見れば、
クラブハウス前に馬運車が…。
そうです。
この日は、ララミーが
ハーモニーファーム京都で過ごす最後の日でした。
今回は、そんな
ララミーの旅立ちの様子を
みなさんにもお届けします。
1日遡って、5月19日。
出発の前日
ララミー最後のお仕事へ。
これが最後のレッスンだと知ってか知らずか、
いつものように馬装されてくララミー。
お隣には、
よく一緒に放牧に出され、
一緒に遊んだり、走り回ったり、
一緒に草を食べたり、
お互いに毛まみれになるまで
グルーミングしあったり…
何だかんだ仲の良かったナターシャ
このツーショットも
これで見納めかぁと思うと、寂しくなりますね。
いざ、最後のお仕事へ。
最後のレッスンは
これまでにもよくララミーに
騎乗されていた会員さまでした。
無事に、レッスンをこなし
そのままお手入れ
「ララちゃん、がんばったねぇ」
「ありがとうね」
きっと、たくさんの思い出や
記憶がよみがえったことでしょう。
さてさて…
出発の当日
どことなくソワソワした雰囲気を
感じ取ったのか、ララミーもどことなく
ソワソワしているような、していないような…?
まぁきっと、そういう風に見るから
そう見えるだけなのだと思います。
午前中のうちに本当に最後の
お手入れをしてもらい、
HFKでの
最後のお昼ごはん、
最後の夕ごはんを食べ
出発の時間を待ちます。
今回、ララミーが行く先は
京都から離れた関東ということで…
出発の時間は夜、
完全に暗くなってから。
最後のお見送り
何でこんな時間にみんな集まってるん?
と思っていたのか
それとも
何となく察していたのか…
本当のところはララミーに
聞いてみないとわかりませんが、
予想外にすんなりと
馬運車に乗っていきました。
事前予想では
「絶対馬運車乗らへんやろうなぁー」
と散々言われていたので、
無事に乗り込み一安心。
一安心したのも束の間、
ようやく異変に気付いたのか…
前かきをし出すララミー
おそらく、
HFKにやって来た時以来
だと思われる馬運車に、
不安と緊張の入り混じった表情…
ひとまず、馬運車への積み込みという
最大の難関を突破したので出発。
出発してからは
初めのほうこそ前かきしたり
多少うるさかったものの、
暫くして落ち着いてきたのか
おとなしく輸送されるララミー
ちなみにこちらの写真は
馬運車の中の様子を
見ることができるモニター画面。
おとなしくしているでしょうか?
眼だけ光っていて若干ホラー写真に…
外が明るくなってきました。
もうすぐ到着ですね。
さあ、移動先の施設に到着したようです。
(ここから先の写真は、ブログへの掲載許可を頂いております)
馬運車から、直接
放牧場へ降りたララミー
長旅おつかれさま。
新生活の初めの日がスタートです。
しかし、
なんでしょう…
まだ到着してあまり経ってないはずなのに、
この馴染みっぷり。
まるで
「ずっと前からここにいましたよ。」
という雰囲気で
速攻で溶け込むのでした。
何はともあれ、一安心ですね。
ララミー
おつかれさま。
幸せな余生を送れますように…。
最後に、お蔵入りになりつつあった
ララミーの未公開ショットを動画にしました。
はさまるおじいちゃんと
懐かしのおじいちゃん。
ぜひ、ご覧ください~
先日の休馬日。
キラキラと期待の眼差しを向けるララミー…
この日は、お散歩に連れて行ってもらう様です
前髪にニンジンの飾りをつけてもらい
準備万端です!
自由に
パワフルに
草を食べ歩き
満足して帰っていきました。
・ウマ科ララミー属
・大型犬
・ラクダ(http://www.hf-kyoto.jp/archives/18947)
・走るテディベア(http://www.hf-kyoto.jp/archives/18774)
・モジャモジャ
・ラブリーおじいちゃん(http://www.hf-kyoto.jp/archives/20216)
etc…
これまでにララミーがもらった
数々の愛あるあだ名。
かつてこんなにもたくさんのあだ名を
もらった馬がいたでしょうか?
見た目だけで言えば、HFKのマスコット
と言って差支えないララミーですが…
人一倍小さいその体ながら、
意外にも気は強く
みんなの想像を上回るほど
パワフルに
そして頑固に
いつでも頑張る姿は
見ている側には
微笑ましく
癒しでもありました。
(まぁ本人にそのつもりはないでしょうが…)
ララミーと言えば
何と言っても
あの
「モジャモジャの毛」
ララミーの一番の特徴であり、
唯一無二の個性ですよね。
まだ入会したての会員さまに
馬の説明をするときも、
「あのモジャモジャの馬」
と言えば、誰しもが理解するほどでした。
私がこれまでに見てきた馬の中で
一番モジャモジャであったし、
おそらく
今後見ることがある馬の中でも
一番モジャモジャな馬
として記憶に残ると思います。
きっとみなさんも同じだと思います。
モジャモジャがゆえに
お手入れは大変で、
いつもいつも
みなさんに毛を抜いてもらいました。
今までに抜いてもらった毛を
もし全部集めたら…
角馬場くらいなら余裕で
埋まるんじゃないか?
いや、むしろ
広い馬場の3分の2くらいは
余裕なのでは?
と
思えるくらいには
たくさんたくさん
毛を抜いてもらいました。
抜かれた毛は
カラスの巣作りの材料になったり、
厩舎の中や、クラブハウスの方まで
飛んでいったり…
過去には
暑さに耐えかねるララミーのため
毛刈りをしたこともありました。
(http://www.hf-kyoto.jp/archives/17087)
けれど
毛刈りされた姿は
ララミーだけど
ララミーじゃない
そんな感じでした。
やっぱり、
個性を剥奪するのは
あまり良くないですね…
モジャモジャでこそ
ララミーなのだと。
たくさんの人に愛され、可愛がられ、
たくさんの人の記憶に残る、
存在感抜群のラブリーなおじいちゃんなんて、
後にも先にもララミーしかいないでしょう。
ありがとう
ララミー
みなさん、突然ですが
「健啖家」(けんたんか)
という言葉をご存知ですか?
調べると似たような意味合いのものが
いくつか出てくるのですが…
まず、「健啖」の意味として、
・好き嫌いなく何でも食べること
・多く食べること
があります。
「健啖家」というと
・食欲の旺盛な人
・好き嫌いなく多く食べる人
といった意味になります。
類義語として、
大食漢、大食い、食いしん坊
などがありますが健啖家は
ここ数年で知られるようになった言葉のようです。
そんな健啖家という言葉が
よく似合うなぁと思う馬がHFKにも…。
ウッドさんです
もちろん、感覚は人それぞれなので
そうは思わないという方、
関わる機会が少ないから、よく知らないなぁ
という方、それぞれいらっしゃるとは思います。
そんな方たちにもウッドの事を
知る機会になればと思い、
普段のお散歩の様子を中心に
動画にまとめてみました。
ぜひ、ご覧下さい~
知らなかった一面を知ると、
今までとは見方が変わるかも知れませんね♪
先日、ハーモニーファーム京都に
一つのダンボールが届きました。
「なになに?」
「馬具何か頼んでたっけ?」
謎のダンボールへの推測が始まる中、
ふと見れば、
「取扱注意」の張り紙。
うん…
ますます怪しい…
ドキドキしながら開けてみれば
なんとそこには…
ニンジンンンンン!!!
しかもなかなかに
ご立派なニンジンの群れ。
過去に例を見ない
ニンジンたちの登場の仕方に
ただただ驚いていると…
「Mさんから、金太郎とジョン宛てに」
という情報が。
なるほど。
お誕生日プレゼントですね!
4月22日に金太郎
4月25日にジョン
がそれぞれ誕生日を迎えました。
そんな2頭のために
誕生日プレゼントとして
ニンジンを送って頂いたのでした。
Mさんの愛が溢れています!
ありがとうございました!!
では早速このニンジンを~
といきたいところですが、
金太郎さん、実は誕生日前日に
一足早くお祝いをして頂いていたのでした。
レッスンが終わり、
お手入れをしてもらう金太郎
馬房に帰り、夕方のごはんを食べていると、
そこに現れたのは…
「金16」!!!
「金ちゃんおめでとう~」
なんとAさんお手製の
ニンジン&りんごのケーキ!
一瞬で目がキラキラになる金太郎さん
ごはんそっちのけで
「これはおれのもんだー」と。
そんな勢いでかぶりつきます。
みるみるうちになくなっていく
ニンジンとりんごケーキ
あっという間に完食。
「金ちゃん、いつもありがとうね」
金太郎、この愛
きちんとお返しするんだぞ…。
Aさんありがとうございました!
そして、
誕生日当日の金さん
「ぼく今日誕生日なんです~」
そんなアピールが実ったのか、
道行く人、
すれ違う人に
ちゃっかりおやつをもらい、
満足しドヤ顔な金さん。
馬装され、
何ともやる気の無さそうな顔ですが
そのままレッスンへ…
しかし、
お仕事モードになれば
キリっとした顔に。
後ろ姿も凛々しいです
「かっこいいだろ~」
と言っているかどうかわかりませんが、
本日二度目のドヤ顔頂きました。
レッスンが終わり、少し疲れたのか
先ほどまでのキリっとした顔は失われていました。
が、
きっとこのギャップが
金太郎の大きな魅力なんでしょうね。
お手入れ中も
どこか魂の抜けた様な表情…
お手入れが終わり、後は馬房に帰るだけなのに…
「なんで帰れないのー!」と言いたげな金太郎
そんな不満げな顔が
一気にキラキラになる!
そのキラキラした目が見つめる先は…
Mさんからのニンジンが!
さっそくいただきます!!
目の前のニンジンの大群に
あっちもこっちもと、必死な金太郎
ボトボトこぼしながら贅沢にいただきました。
「まんぞくぅ~」
馬房へ戻ると
今度はKさんからのおやつプレゼント!
金太郎、みなさんに感謝するんだぞ…。
そして、こちらでも
ニンジンパーティーが。
荒い鼻息
熱い視線
を送るのはジョン
少し早いですが前祝いということで…
ボリボリ…
「うまい!」
絶妙な変顔で答えてくれるジョンさん
3日後、今度は当日祝いで
「うまいうまい!」
「あなたが落としたニンジンは、こちらですか?」
「それともこちらですか?」
と、食べかけのニンジンと
新たなニンジンを前にしたジョンさん
なんと
新たなニンジンを選択!
贅沢やなぁ…
まぁ誕生日なので
今日だけは許しましょう。
たくさんのニンジンは
他の馬にもおすそ分け
必死な形相のBBを尻目に
こちらも贅沢食いな金太郎
残りかすもキレイに食べるジョンさん
完食です!
とても幸せな誕生日を過ごした
金太郎とジョン
これも全て
会員さまのおかげです。
いつもHFKの馬たちを
かわいがって下さりありがとうございます。
これからもこんな個性豊かな
HFKの馬たちをよろしくお願いします!
みなさん、こんばんわ。
HFKニュースの時間です。
今日の速報は…
「B&Bさん、秘密の副業を始める」
今回、見つかったのは…
九割がたシイタケだと思われるこちら。
場所は、BB氏のお部屋。
数は2個。
この件に関して、
B&B氏は…
黙秘。
おそらくですが…
BB氏は、副業として
キノコの栽培を始めたと思われます。
他の馬には内緒で。
理由は今の所
わかっていません。
今度、問い詰めてみたいと思います。
以上、
HFKニュースでした。
そんなBBのために
会員さまより頂き物が!
こちらのゼッケン
拍車から大切なお肌を
守ってくれるというスグレモノ。
皮ふが薄いBBさん
これはBBにとっても
嬉しいゼッケンですね。
ありがとうございました!!
さてさて、キノコと言えば…
昨年も
こんなキノコが
突如出現していましたが…
自然豊かなHFKではキノコ以外にも
色々なものを見つけることができます。
今回はこちらをご紹介
何か分かりますか?
「シダーローズ」という名前らしいです。
リース作りの材料として人気があります。
こんなキレイな形をしていますが
これの本体、元の形は…
コレ!
え!?
なんだか爆弾みたいなこの物体、
木になっているときはこんな感じ
広い馬場で騎乗されている方は
見たことがあるのではないでしょうか?
この木…
(おそらくヒマラヤスギだと思われる)
こんな風になっています。
ちなみに
ヒマラヤスギは、
「マツ科のヒマラヤスギ属」で
松の仲間だそうです。
なのでヒマラヤスギの実は
「杉ぼっくり」ではなく
「ヒマラヤスギの松ぼっくり」と呼ぶそう。
なんかややこしいですが
「杉ぼっくり」でも分かると思います。
この杉ぼっくり
落ちると、徐々に開いていきます。
この塊の先端部分が
取れたのが先ほどの
シダーローズ
中は一枚一枚がタネになっています。
松ぼっくりって、あのよく見る松ぼっくり
以外にもあるんだなぁと初めて知りました。
こんな自然いっぱいのHFK
まだまだ新しい発見がたくさんありそうです!
毎年、3月過ぎくらいになると、
カラスをいつも以上に見かけるようになります。
クラブハウスや洗い場の屋根、
馬場のラチにまで…
かなり近くにまで飛んでくるのですが
彼らは何をしているのでしょうか……?
この時期と言えば
もう一つ。
「換毛期」
夏毛から冬毛に、
冬毛から夏毛に。
馬たちは季節に応じて、衣替えします。
冬毛が抜けて
夏毛に生えかわる、まさに今
この時期は特に大量の毛が抜けるため
お手入れが大変になります。
今年は冬の間も暖かい日が多かったせいか
例年よりも抜け始めが早かったような気がします。
個体差はあるものの
少し落ち着いてきたかな?
という馬もチラホラ…。
そんな中、毛量の多い中間種たち…
「こんな抜けたらハゲへんかな…」
と思わず心配になるほどに抜けます。
まぁそんな心配も吹っ飛ぶくらい
お手入れが大変です…
まずは
プラスチックブラシをかけ…
すでに自身も毛まみれですが、
さらに
ゴムブラシを…
溜まっていく抜け毛たち。
辺りは雪が降ったように…
最後に
仕上げの毛ブラシをかけて
お手入れ終了です。
ちょっとはスッキリしたかー?
馬のお手入れが終わったら
今度は道具のお手入れへ
大量のアム毛がくっついています。
ブラシのお手入れ
意外と…どころかかなり大変ですよね。
ただ毛を取っている
と言う人に、少しポイントを。
一番やっかいそうな仕上げブラシは
ゴムブラシとこすり合わせます。
ポイントは
「一定方向に」
上から下、上から下
というように…
だんだんと集まってくるので
塊を取ればそこそこキレイに。
クラブのブラシをお使いの方へ
1本たりとも残っていたらダメ
なんてことは無いので、ほどほどに
キレイにして頂ければ充分です。
次に使う人のことを考えてあげよう
という心がけが大切ですね。
そして、
毛ブラシ以上にやっかいだったりする
プラスチックブラシ
プラスチックブラシは
洗い場の床などで下に向けてトントン
この時、注意して頂くのが
力ずくでトントンしないこと。
必要以上の力を加えれば、
ブラシの破損に繫がってしまいます。
トントンしているうちに
毛が少しずつ浮いてきます。
上手くトントンしていけば…
わりと塊になって取れます。
上手く塊になったらラッキーです!
こちらのプラスチックブラシ…
大量に毛が詰まっています。
このブラシも同じようにトントン…
浮いてきました
先ほどのアム毛よりも、まとまります
取れた物体がこちら。
この茶色の塊を見ると、いつも…
「ハンバーグのタネにしか見えない」
冗談はさておき…
上手く取れればこんなにキレイに!
出来上がったタネは
紙袋の中へゴーします。
ただ、ここまでキレイに
塊で取ろうとするにはいくつか条件が。
一つは、
ある程度の量を抜いて、かつブラシに留めておくこと。
抜いた毛が少なすぎると上手く塊になりません。
二つめは、
馬それぞれの毛の質による、ところ。
細めでやわらかい感じの毛は、
量が集まれば勝手にまとまります。
1本1本が太くかたい感じの毛は、
パラパラと崩れてしまい上手く
まとまらないことが多いです。
なので、
トントンしてもきれいにならない!事もあります。
その場合は取れる分だけで大丈夫です。
道具のお手入れの後は
後片付けへ
この散らばった毛たちは
箒で集めて捨てます
ちりとりで集めた時に
指で掴めるくらいの塊は
洗い場に置いてある紙袋へ
ちりとりに残った毛と砂など混じったものは
一旦ザルへ
ザルで、
キレイな砂とそれ以外に振り分けます。
ザルに残ったゴミに関しては
黄色い桶へ
ザルから出たキレイな砂は
馬場へ
ここまで出来たら完ぺきですね~
お時間に余裕のある方はぜひお願いします!
さてさて…
再び冒頭の話題に戻ります。
この時期、
やたらとカラスがやってくる
その理由、それは…
馬たちの毛を集めるため。
巣作りの材料にするようで
お手入れ中に風などでいろいろな所に
飛ばされた毛を集めているのでした。
この写真で
咥えているものは、毛ではありませんが
こんな感じで上手に咥えていきます。
毛を持って行ったカラスを追っていると
くちばしと足を上手に使って
丸めているのを見ることもあります。
本能的なものでしょうが
「自然ってすごいなぁと…」
こんな体験が出来るのも
この環境ならではだからと
感謝したいですね。
自然と触れ合える大切さを
実感するこの頃でした。
比較的暖かい日が多かった、今年の冬。
「冬」と呼んでいいのかわからない冬も
ようやく終わり、ハーモニーファーム京都にも
本格的に「春」がやってきました。
暗闇の中、白い息を吐きながらの作業。
凍えるような冬の朝も終わりです。
「春の朝」ってなんだか良いですよね。
爽やかで少し暖かい…
冬の凍てつくような空気とは違い、
少しだけひんやりした空気が
厩舎作業するには丁度良いです。
「春はあけぼの。
やうやうしろくなりゆく山ぎは、すこしあかりて、
紫だちたる雲のほそくたなびきたる。」
有名なこの文章
清少納言の「枕草子」の冒頭です。
これを習った当時は、正直
教科書に出てくる有名な作品。
くらいにしか思いませんでしたが、
自然と共に仕事をする、今のような
環境にいると、「共感」と言うよりは
「あぁこういうことなんかなぁ…」と思えたり。
そんな「春の朝」
HFKではいつもの朝が始まります。
日が昇り、明るくなった頃…
いつものようにゆるい口元をしていた
ニコラスの視線の先には、
調馬索運動へ向かう
コスタのうしろ姿。
奥の馬場での運動が終わり、
丸馬場に入ったコスタ。
よく見ると
調馬索(ヒモ)無しで
自らくるくると丸馬場を周回しています。
これにはニコラスの
ゆるい口元もキュッと!!!
その後も、
洗い場へ向かう道のり
ごく自然について行きます。
まるで飼い主について行く犬の様…
普段はプリプリしているコスタにも
なんだかかわいい一面があるって
みなさん知っていましたか?
洗い場に戻ったコスタ
その隣には次に運動のファレル
その隣には同じく
今から運動のムーンウォーカーが。
朝の運動の時間
次から次へと馬が出てきて、
そして戻っていきます。
1日の中でも特に
ぎゅっと凝縮されたような濃い時間。
コスタが戻ってきたと思えば
すぐに今度はファレルが、調馬索運動へ。
「お仕事したくないなぁ~」なんて
思っているのかどうかわかりませんが
そんな雰囲気を全身で表現しているのが
うしろ姿だけでも伝わります。笑
ファレルが行った後は
ウォーカーが丸馬場で調馬索運動に。
何やら視線を感じますが…
撮影されているのが気になるのでしょうか?
寒さも和らぎ、
馬たちも動きやすそうに見えます。
もうすぐ
1つ目のレッスンが始まる時間。
こうしてHFKの朝は、
いつも通りに過ぎていくのでした。
季節はいつものように巡ります。
時間も平等に過ぎていきます。
世界中どこも大変な状況ではありますが、
少しでも気持ちを前向きに持って
過ぎていく時間を無駄にしないように、
今自分に出来ることをやっていけたらいいなと思います。
みなさんのそういった気持ちに、
HFKが力になれるのであれば
ぜひお手伝いさせて頂きます!
昨日は「シロの日」でしたね。
HFKの自称アイドル・ナターシャ
誕生日おめでとう♪