晩秋、初冬。
いつもの通い道。
さくら並木の
桜もみじが終わりを告げ、
道路に敷かれた桜もみじ葉が、
前を走る車のあとを、
舞い踊っては風に流されていきます。
HFKにもいくつか紅葉する木があり、
冬の訪れを知らせるように、赤や黄、橙色に染まっては、
風になびいて、
晩秋らしい「もみじふぶき」を見せてくれます。
「秋もキレイやなあ」 「四季ってイイなあ」 「日本に生まれてよかったなあ」
と思いながらも、
馬場に敷かれるもみじの絨毯は、スタッフを憂鬱にさせていました。
理由は、
もみじふぶき←キレイ
馬場一面にもみじの絨毯←キレイ
もみじ絨毯の上をハローがけで整地←もみじ葉が土の中に入り込む
土の中でもみじ葉が腐って→腐葉土になる
馬場が腐葉土になる→土が肥えて良い野菜が採れる。
↑やったあ
・・・ではなく。
馬場が腐葉土になる→腐葉土の部分がドロになる。
ドロ←走るのに最適な馬場でなくなる。
です。
キレイだろうが野菜作りに最適♪だろうが、
乗馬クラブの馬場内に関しては、
もみじ葉は要りまテン。
という事で、馬場内の落ち葉の回収が始まりました。
ダガシカーシ。
ほうきで掃くとかえって土の中に葉っぱが埋まり、
馬房掃除のスティックでも、全然うまくとれず、
考えて、
考えて、
考えて、
行きついた方法は、
なんと、
なんと。
なんと!
「コツコツ手で取る」 でした。
不思議とこれが
葉っぱ回収率、葉っぱ埋まらない率、スタッフの腰が痛くなる率、
すべてにおいて高い数値を出しました。
しゃがみ込んで一枚一枚手で取りながら、
「あー、しんど。」
と見上げた空は雲ひとつないキレイな青空でした。 つづく・・・